「かっさ」を中国から日本にはじめて取り入れた「かっさの第一人者」島田敏子先生が代表を務める「日本かっさ協会」で、
フェイスかっさセラピスト集中セミナーを受講しました。
公式サイト>>日本かっさ協会HP
最初は通信教育ではじめましたが、なかなか自分ひとりで勉強する時間とモチベーション?をキープできず、
最終的には通学コースに変更し、6日間の集中レッスンに通いました。
今回の通学コースは、6日間の集中セミナーで、フェイスかっさセラピストのディプロマ認定を授かることができるセミナーになっています。
「かっさ」とは、2500年前から中国で行われてきた民間療法である「刮痧(かっさ)療法」が原点。「刮(かつ)」はけずるという意味で、「痧(さ)」は動けなくなって滞っている血液のことをさします。
専用の板を使って皮膚の経絡や反射区を擦って刺激することで、毛細血管に圧を加えて血液の毒を肌表面に押し出し、経絡の流れを良くするというもの。いわば、東洋医学的なデトックスであるといえます。*日本かっさ協会HPより引用
セミナーは北鎌倉駅から歩いて5分の「気流ラボ」で行われます。
通学時間は、私の場合、自宅から片道2時間弱。
それでも、やはり通学で直接、島田先生からレクチャーを受けられるのは得られるものが大きいです。
(関西や地方からも、宿泊して通学コースを受講される方もおられるそうです。)
日本かっさ協会の島田敏子先生は、かっさの施術を北京の中国研究院で学び、その後日本で島田流かっさを開発。
東洋医学をベースにした島田流かっさを学ぶセミナーは、身体の経絡、ツボ、五行など東洋医学の基礎知識から、かっさの技術にはじまりカウンセリングの手法やマナーまで開業に必要な幅広く深い知識を学ぶことができます。
1日目
1日目は東洋医学の基礎を学びました。
東洋医学の考え方や西洋医学との違い、経絡やツボ、陰陽五行などなど、
東洋医学の知識を身に付けることは、かっさを施術する上でとても重要なカギとなります。
午後はフェイスかっさ施術の中で一番の関門、「クレンジング」の実技。
島田先生はもともとエステシャンもされておられたので、クレンジングの施術もレベルが高い。
このクレンジングのレッスンは、受講生が最初にくじけそうになるところだそうです。
お顔のお友達を貸していただき、動画をみながら家で練習あるのみです。
2日目
2日目は「かっさ」の基礎知識について学びました。
かっさ療法はもともと2500年ほど前から中国で行われてきた民間療法で、
今では中国の医師「中医師」の大学のカリキュラムにも組み込まれているそうです。
あくまでも私が今回勉強している「かっさセラピスト」は、トリートメント・リラクゼーションが目的ですが、ベースになっている東洋医学の知識を身に付けることで、施術のアプローチの仕方が全く違ってきます。
午後は実際に「島田敏子先生」のフェイスかっさトリートメントを施術体験させていただき、力加減などを体感しました。
気持ち良すぎて、寝落ち寸前・・・・。
私の場合、「ほうれい線」と「ゴルゴ線」「たるみ」が一番の悩みなのですが、
顔が凝って固まっている状態が続くことで、線ができてしまうのだそうです。
かっさでお肌をほぐし、老廃物を流すことで、柔軟性をとりもどすことが大切。
施術を受けたあとは、お肌がもちもちっと柔らかくなった感じで、リフトアップを実感!
お肌の透明感もUPした感じ。
かっさプレート一つでできる、とてもミラクルな美容法だと思います。
3日目~5日目
3日目~5日目はかっさトリートメントを行う際の、身体の状態を東洋医学的に把握するため
五臓六腑から経絡、重要なツボ
身体の診方や5行にもとづいた食、生活の考え方
かっさ施術の際におこなうカウンセリングやマナー全般について学びました。
身体の中の臓腑は、身体のいろいろな部分と密接に関わり合っているので、
臓腑の状態が悪くなると、関連する部位に異常が現れることがあります。
たとえば、「腎」の状態は老化と関連していて、「髪」のツヤや抜け毛、白髪などにつながるので、
エイジングが気になるのであれば、「腎」のケアを考えます。
また、身体の不調がでている原因がどこにあるのか、普段の生活や食生活からも改善すべき習慣を見直します。
午後は、フェイスかっさ施術のレクチャー。
島田流の「フェイスかっさ」は最初に背中の施術からはじまり、メイクオフ、顔、頭のかっさで一巡します。
顔の表情筋は首の筋肉からつながっていて、頭も顔も1枚の皮膚です。
背中には内臓につながるツボが数多くあるので、背中をかっさするのには、全身調整の意味も。
フェイスかっさは、顔だけの施術ではなく、背中からほぐしてお手入れすることで相乗効果となり
より結果を感じてもらうことができます。
1回の施術時間は1時間と少し。
意外とあっという間に時間がすぎてしまいます。
6日目
最終日、フェイスかっさの施術を最初から最後まで練習。
また、セラピストとしての心構えやマナーなど開業に必要な知識をひととおり学びました。
6日間のセミナーをおえて、知見も経験もまだまだ不足しているので、1か月後のフォローアップ研修にむけて実践練習を続けていきます。